4月のワイン会
タスマニアのワイナリー、ムーリラのご紹介
◎日時:2026年4月28日(火)
19:00〜
◎料金:15,000円(税・サ込)
タスマニアのワイナリー、ムーリラのご紹介
◎日時:2026年4月28日(火)
19:00〜
◎料金:15,000円(税・サ込)
4月のワイン会は、タスマニアのムーリラというワイナリーからお届け!!タスマニアのワイン、とても人気がありますね。どれも個性があっていいワインが揃ってますが、このムーリラ、素晴らしいワインです .
数学の天才で謎の大富豪「デイヴィッド・ウォルシュ」が「素晴らしいワインを造ればいい」とだけ伝え、それを見事に実現させたワイン界の野生児「コナー・ヴァンデル・リースト」。この二人のコラボレーションを見て行きましょう .
Moorilla ムーリラ
設立/1962年 Berriedale(ベリーデール)
オーナー/David Walsh デイビット・ウォルッシュ ワインメーカー(醸造責任者)・ヴィティカルチャリスト(ブドウ栽培責任者)/Conor Van Der Reest コナー・ヴァンデル・リースト
「ムーリラ」という言葉は、数あるアボリジニの方言で「水辺の岩」を意味します。何千年もの間ムーリラの地にはタスマニアのアボリジニであるムーヘニエンナー族の居住地でした .
1948年イタリア移民で繊維商人のクラウディオ・アルコルソが購入した19ヘクタールの土地が後のムーリラとなります。クラウディオは、オーストラリアを代表するテキスタイル・ブランド「シェリダン」を立ち上げ、オペラ・オーストラリア、オーストラリア・バレエ団、オーストラリア・カウンシルの設立に関わるなど、芸術面でも影響力のあるパトロンとなり、タスマニアに近代的なワイン産業を興します .
1958年クラウディオは、ムーリーラに初めてブドウの木を植えます。デイビッド・ウィンが所有する南オーストラリアのブドウ畑から送られてきたライン・リースリングの挿し木を90本植えました。1962年には最初の収穫があり人々は手摘みで収穫した葡萄を足で踏み潰して野生酵母による発酵をさせた記録が残っています .1995年タスマニアの天才ギャンブラー、デビッド・ウォルシュは、管財人による管理下に置かれていたたムーリラを購入し再建します。2007年にはデイビッドが、カナダの “野生児 “コナー・ヴァン・デル・リースト(ジェームズ・ハリデイから紹介されたことに感謝)を説得して、ムーリラの舵取りを任せることとなります .
天才ギャンブラー、デビッド・ウォルッシュ
謎の設立者、デイヴィッド・ウォルシュは、大富豪にして数学の天才 .
自閉症だった彼は特異な記憶力を持ち、まるで映画『レインマン』のようにポーカーでも負け知らずだった。数学を勉強する学生だった彼は一種の応用数学を利用して無茶さえしなければカジノで儲けることは可能だと気づいたのです . 資金提供をしてくれるパートナーを見つけ、多額の現金を元手にするアルゴリズムを書き出してから、コンピューターを使った競馬予測で成果を確認し、カジノで莫大な財産を築きます。それと共に美術品の収集にのめり込み、膨大なコレクションを抱えてしまいます。そんな時にモナの前身である美術館とワイナリーの管財物件を購入し、その風変わりな趣味を世の中に公開、みんなに鑑賞してもらうおうとして美術館を建て替えました。ウォルシュはギャンブルで大儲けして一躍有名人、大富豪になりますが、ビジネスや政治の世界とのしがらみは全くなく、忖度はいっさい必要ない人生を送ります。2011年には、彼のアイデアを詰め込んだMONA美術館をオープンさせました .
そして醸造家、醸造・ブドウ栽培/コナー・ヴァンデル・リースト
カナダ出身ワインメーカーであるコナー・ヴァン・デル・リーストは、オンタリオ州のナイアガラ半島、フランスのラングドックやシャンパーニュ、そしてオーストラリアの主要なワイン産地など世界各地で新旧のワインづくりを経験してきたワイン界の「野生児」と言われています。(ジェームズ・ハリデイ氏に紹介されたことに感謝とデイビット・ウォルッシュは口にします)
ムーリラを購入して数年後、デビッド・ウォルシュ氏はワイナリーを一新したいと考えます。ブドウ畑を復活させるために、そこでウォルッシュはコナーを南半球に呼び寄せムーリラでのワイン造りにおける自由な裁量権を与えます。「素晴らしいワインを造ればいい」とだけデビッドは言いい、コナーはその言葉を実現させます .
コナーのワイン造りは新世界の果実味と旧世界の複雑さを合せ持つワインに加え、ムーリラのテロワールを表現する造りに仕上げられています。この様子は、ダーヴェント川に沿った氷のように冷たい川風、古代の土壌、果熟期間の長い果実などブドウ畑の特異な場所の感覚を表現するワインメーカーの手によって明確に表現され、液体の形となります .
ムーリラを飲めばブドウ畑も飲める .
1本目
PRAXIS Sauvignon Blanc 2024
プラクシス ソーヴィニヨン・ブラン 2024
100%タスマニア産ブドウを使用 .
ムーリラ社が所有・運営するセント・マティアス地区のブドウ畑(ウェスト・バンク、タマー・リバー)から収穫されたものです(West Bank, Tamar River) .
新鮮さとアロマの力強さを最大限に引き出すために、様々な熟度のブドウを収穫し早摘みしたブドウはすべて機械収穫。前シーズンが乾燥していた後、春が暑く乾燥していたため生育は非常に限られていました。2月の冷涼な気候と雨のため果実が非常にゆっくりと熟していきました。これはワインの風味と力強さにとっては良いことで、非常に長いヴィンテージになり5月下旬まで成熟に時間を要しました。畑やブロックごとの収穫量は予想される通常の収穫量の30%から85%と幅がありました。このヴィンテージもフレッシュな特徴を保つために、ステンレススチールタンクで発酵させています .
ワイン果汁が果皮に触れる時間を長くするためにほとんどの果実が機械で収穫されました。ワイナリーに到着した葡萄は直ぐにプレスされ、フリーランの果汁とほんの少し圧を加えた果汁は澱引きや低温調整する前に混醸されます。早摘みしたブドウには酵母を加えて区画ごとに発酵させ、最も遅い収穫葡萄は野生酵母を用いてオーク樽で発酵させました。この一部の果汁は後の酸とのバランスをとるために甘味のあるリザーバーとして残しておきます。そして、非発酵の果汁をドライワインに加えることを試みました。少量の果汁が加えられてから清澄化と安定化を行い、ステンレスタンクでの短い熟成期間を経て瓶詰めを行いました .
草原に咲く花々のような、淡い草、グーズベリー、フレッシュなイチジクなどの香りに、トロピカルな風合いと白すぐりの豊潤な香りが、爽やかでキレのある酸味と一緒に合わさって現れます .
冷やして飲むより若干温度が上がるにつれて、より多くの果実味が現れてきます .
2本目
PRAXIS Chardonnay Muque 2024
プラクシス シャルドネ ムスク 2024
100%タスマニア産ブドウを使用 .
ブルゴーニュ地方原産のシャルドネクローン「ENTAV 809」は自然に突然変異で生まれ、マスカットの香りが際立つ特徴があります .
オンタリオ州のワイン産業が始まった頃、シャルドネの挿し木を依頼したときに区別されなかったため、このクローンが送られてきた経緯がありました。今ではフランスでは非常に珍しいクローンですが、オンタリオ州ではかなり人気があります .
タスマニア産ブドウ100%。タマー・リバーのウェスト・バンクにあるムーリラが所有・運営するセント・マティアスのブドウ畑から収穫。新鮮さとアロマの鮮やかさを最大限引き出すために、スキンコンタクトをできるだけ長くしたいと考え、マシンハーベストを行いました .
典型的なシャルドネの風味を持ちながらもマスカットのアロマが生き生きとしています。若いうちに飲むと、マスカットの特徴が最大限に引き出されます。暑さにもかかわらず、収穫のタイミングが良かったのか酸とフレーバーの全容は非常にしっかりしております .
3本目
PRAXIS Pinot Noir 2024
プラクシス ピノ・ノワール 2024
100%タスマニア産ブドウを使用 .
更にソフトでシルキーなタンニンを合わせ持ち、樽での熟成期間は短く、より果実味が前面に出たスタイルでありながら、野生酵母の複雑さを和らげたワイン造りを目指しています .
ブドウは自社畑セント・マティアスの畑から調達しました。この畑はタマーリバーの西岸に位置する北東向きの畑です .
手摘みされたブドウはフレーバーと味の全容としての果実味やフェノールの熟度、酸味のバランスが明確になるまで熟します .
果実はすべて手摘みで収穫されワイナリーに運ばれてから一晩冷やされます。翌朝ブドウを処理し、すべての区画を小さな発酵槽に分けます。それぞれに異なる処理が施され、低温浸漬、酵母(野生株全体の30%)、除梗した果実と全房果実の割合が組み合わされます。発酵は(ライアーのブロックを除いて)高温で行われ(酵母によって最高温度は30度)。マセラシオンは、手動によるパンチングダウンを用いました。ライアー・ブロックの低温発酵と短いマセレーションを除き、他のブロックは10日間の均等なマセレーションを行っております。個々のブロックの処理は、プレスしてブロックごとに直接樽に入れマロラクティック発酵を行いました。MLFが完了した後、1か月間毎週澱の攪拌を行い、その後沈殿させ、澱と共に7か月間熟成さ
せた後、最初の澱引きを行いました。使用したオークは16%新フレンチオーク(500L)と古いパンチョン樽のミックスです。個々の樽を吟味した後にブレンドされ、最小限の清澄と濾過を行って瓶詰めされました .
活き活きとしたフルーティーな香りから始まり、新鮮な夏のベリー、チェリー、スパイスが心地よく広がり、わずかなハーブのニュアンスとトーストしたナッツの風味が香りを丸くまとめています。口に含むと、ブルーベリー、ザクロ、そしてほのかな旨みが感じられる、流れるように楽しい味わいで、酸味とタンニンが心地よく引き締まっていながら、後味にかけて開いて柔らかくなります。時には冷やしてお楽しみいただくこともできる一本です .
4本目
MUSE Chardonnay 2020
ミューズ シャルドネ 2020
タスマニアのテロワールを最もよく表すよう醸造されたシャルドネ .
タスマニア産ブドウ100%。葡萄はタマリバーの西岸に所有する北東に面した自社畑から供給します .
張りのある酸とタンニンがワインに素晴らしいミネラル感を与えており、マロラクティック発酵を行わないことでそのままのフレッシュさが保たれています。果実味や野生酵母による発酵、オーク樽の個性がしっかりとした骨格となりそれぞれが調和しています .
明るく快活な白ワイン、グラスの中は若干金色がかっています。最初は少し控えめですが、温度が上がるにつれ甘く肉厚な黄色い果実や酸味の高いマンゴーが口中に広がり、滑らかでクリーミーなオートミールの風味とほんのりスターアニスが現れます .
若いうちからバランスの良い味わいですが、時間と共に熟成することによって味わいが柔らかくなります。果実の重厚さ、引き締まった酸、バトナージュによる丸みとバランスのとれたオーク樽と石灰のようなミネラル感を味わってください .
5本目
MUSE Pinot Noir 2018
ミューズ ピノ・ノワール 2018
ムーリラの畑は多様なためより重く、より強壮なスタイルのピノに適した果実を実らせます。しかし、このようなブドウを使いながらも、出来上がったワインには軽やかさを備えることを目指した作りをしています。何日にもかけて収穫し、畑の中でもそれぞれのエリアごとに対応することで、区画の葡萄に適した発酵を行い、ワイナリーでは自然な複雑性を作用させるよう、果実味とオーク由来のアロマやフレーバーのバランスを表現します . モナ美術館と同じ半島にある自社畑オリジナルヴィンヤードで栽培されたブドウを使用し通常より少しリッチな味わいに仕上がっています .
色調は中程度のレンガ色、かすかな紫の色調を持ち、香りは甘いブラックチェリーとほんのり下草やスパイスの風味もあります .
ルビー色でほんのりとオレンジのニュアンスがあり、ダークフルーツとバニラの香りが漂い、熟したチェリー、ブルーベリー、ベリーのコンポートをブリオッシュに乗せているようなフレーバーです .
味わいはスパイス感があり香ばしく、樽香、シナモン、ナツメグが現れ、シルキーなタンニンと鮮やかな酸が相まって、とてもバランスの取れたワインに仕上がっています .
以上の5本にシェフ弦間がお料理を合わせます。
こちらもどうかご期待ください。
それでは、皆様のご参加をお待ちしております。
4月のワイン会
◎日時:2026年4月28日(火)
19:00〜
◎料金:15,000円(御一人様/税サ込)
◎要予約:メールかお電話にてご予約ください。

