9月のワイン会
NGERINGA:ネリンガのご紹介
◎日時:2026年9月29日(火)
19:00〜
◎料金:15,000円(税・サ込)
NGERINGA:ネリンガのご紹介
◎日時:2026年9月29日(火)
19:00〜
◎料金:15,000円(税・サ込)
今月は久しぶりに私も大好きなワイン、ネリンガの登場です。
NGERINGA ネリンガとは、原住民アボリジニの言葉で“シーオークのある所”と言う意味です。
シーオークは、オーストラリア原産の松の木の一種で、シリカやバイオダイナミック農法に欠かせない土地を癒したり、強くしたりするための必要な要素を多く含んでいます。
南オーストラリア州にある美しい景色が広がるアデレードヒルズ。そこにあるベイカー山山頂のふもとにヴィンヤードはあります。
シラーは、粘土質の上に砂岩、その上に雲母片岩の手触りがある土で構成されている西側に植えられています。また、シャルドネとピノ・ノアールは、涼しい東側斜面に植えられています。
醸造家のエリンは、ドイツで生まれ、アデレードヒルズに8歳のとき家族と共に移住してきました。彼の両親は、オーストラリアの自然派コスメで有名なジュリークの創始者です。
もう一人の醸造家でありエリンの妻であるジャネットは、オーストラリアの首都キャンベラ郊外のファームで生まれ育ち、1998年オーストラリア国立大学で政治学そして微生物学、両方の学士号を取得。その後、ワインショップなどで働くうちに、ワインに情熱を持つようになりました。
二人の出会いは、アデレード大学でのことで、エリンが大学院でワイン学、そしてジャネットがブドウ栽培/ワイン醸造を学んでいた時でした。
その後、向上心からフランス、イタリア、スペイン、ドイツなどのオールドワールドのブドウ栽培地域を回りました。
エリンとジャネットはこう語っています。
“ 熱心なバイオダイナミックのブドウ栽培兼醸造家の草分けと同じように、私たちも自然のリズム、元気な土壌、そして植物、動物、宇宙とのつながりを感じながらバイオダイナミックスを尊重しています。
農薬を使用しないこと、そしてファームという単位は全体の一部であるという必要知識を持つことが実際的な解決方法だと思います。
バイオダイナミックの堆肥とやり方を通して、土壌やブドウの木にバランスと活気を与える為に私たちの人生を捧げることを目標にしています。
ブドウが持っている気やブドウの自然な状態を大事にすることによって、ヴィンヤードの強さやの回復力を育て、果実を実らせます。育った果実は、果実の原点、季節、そして私たちの気配りを表しています。
バイオダイナミックスを実践することだけを通して、私たちはヴィンヤードをバイオダイナミックスの可能性に近づけることができると思っています。”
1本目
Ngeringa Sheoak Label Pétillant Naturel
ネリンガ シーオークラベル ・ペティアン・ ナチュレル 2021
ペティヤン・ナチュレル(ペット・ナット)は本質的には酵母と糖の二次添加をしないメトード・アンセストラルで作られた田舎方式のシャンパン/スパークリングワインといった所です。ネリンガからの新しいシリーズ。今すぐに楽しめる果実味、遊び心あり、自然と調和した現代オーストラリアの潮流を汲んだワインメーキングから生まれたワイン達です。新たにワイン名に用いた“アンカルチャード“はアルコール発酵過程で野生酵母を使用する事に因んでいます。新しいエチケットもまた、明るく陽気で活気に満ちたネリンガの職人気質的な核心を物語っています。
刷新したエチケットは自社畑など彼らが所有する土地との強い関係性を表しています。`Ngeringaネリンガ `というロゴはマウントバーカー にある自社畑サミットヴィンヤードの稜線を象っており、中央に描かれているのはシーオークという樹木の葉っぱです。原住民族アボリジニの言葉でネリンガ とはシーオークが生育する場所という意味があります。
3か所の自社畑からは非常にユニークなワインが生まれます。サミット・ヴィンヤードは海抜360mの東向きの斜面にあり、粘土を砂礫ロームが覆ったデリケートな土壌。マウント・バーカー頂上部の北側斜面に広がる、海抜420mにある畑がイルマ・ヴィンヤードで私たちが最も心を揺さぶられるエキサイティングなブドウが生まれる畑です。ここは西方に斜面があり、やせた雲母片岩と鉄鉱石がナーリンのテロワールである粘土質を覆った土壌構成になっています。ルファス・ヴィンヤードは土壌の面で2つの畑とは全く違う個性を持っています。強い日照にさらされる硬くて痩せた鉄鉱石土壌で 低収量かつ凝縮度が高い果実を生み出す事は至難の業なのです。いずれの畑も農薬や肥料、殺虫剤フリーです。
この非凡なワインへと生まれ変わるブドウたちはネリンガ の青写真であり、このブドウ畑は彼らが所有する75ヘクタールの農地のうち5ヘクタールに当たり、それ以外は完全ビオディナミ農法による多様化した農作地なのです。
ピンクセミヨン、ヴィオニエ、シラー、ピノ・ノワールは全房プレスのブレンドです。シラーとピノはフレッシュさと高い酸を保つ為早めに収穫。バレル内で全房プレスをかけてから発酵後に卵形のコンクリート容器へ移します。ピンクセミヨンとヴィオニエはエキゾチックなアロマを最大限引き出すためにしっかりと熟してから収穫します。両方とも酵素などは一切使用せず天然酵母のみで発酵させプレス前は7-10間程スキンコンタクトをさせます。
発酵が進み辛口に仕上がったところで4種をブレンド。2021年6月中旬、瓶詰め前に1リットル当たり14gの冷凍果汁を加え二次発酵を促します。自社詰めのこのワインはSO2無添加,完全にナチュラルなスタイルです。そして瓶内二次発酵により心地よい泡立ちのワインに仕上がります。酵素添加、清澄作業、フィルターは一切しません。
生育期が始まった冬は適度な降雨があり、夏の始め頃迄続いた後に温暖な気候へと移っていきました。早霜や雹の被害も無くて理想的な開花期となり収量への期待も高まりましたが、ブドウ達はその期待を裏切る事なくヴェレゾンに向かいました。夏の天候がとても良かったので質・量共に完璧な出来具合で目を見張る品質と素晴らしい凝縮感、繊細さを併せ持ったヴィンテージとなりました。
輝きのあるローズカラーに僅かに立ち昇る気泡が見て取れます。香りはエキゾチックな花々にムスク、グレープフルーツ、ブラッドオレンジやシトラスなど非常に複雑。味わいは何層にも重なるサマーフルーツや花など非常にドライで清涼感があります。
酸はパリッとキレが良く生き生きとしています。長くて太いクリーンな余韻が感じられる信じがたいテクスチャと味わいのワインに仕上がています。
2本目
Ngeringa ‘Sheoak Label’ Chardonnay 2023
ネリンガ ‘シーオーク ラベル’ シャルドネ 2023
ネリンガのブランディングとイメージはブドウが育つ大地との強い関係性に基づいています。
ロゴは畑のあるマウント・バーカー山の頂上を現しています。そしてマークの方は2つの意味合いが含まれています。まず、この丸い輪は満月と自然のリズムが共に作用し合うビオディナミ農法の実践を指し、輪の内側にはシーオークというオーストラリア原産の針葉樹の葉が絵がれています。`ネリンガ`とは先住民アボリジニの言葉で「シーオークの自生する場所」という意味があり、ワイナリー名はこれに基づいています。全ぶどう畑がビオディナミ認証を受けており、合成化学薬剤などは一切使用せず、自然のリズムに基づいた持続可能な農作業を行っています。
丁寧に手摘みされた後に全房プレス、フレンチオークの新樽と数年使用したバリック(228L)とパンチオン(500L)で短時間の浸漬、新樽率30%。アルコール発酵・乳酸発酵ともに畑とワイナリーの野生酵母で自然に始まる。その間バトナージュは一切やらずに澱と一緒に9か月熟成させる。酸化から守る為、瓶詰め前に極僅かのSO2を使用。
力強さとピュアでフレッシュな石果、黄桃と柑橘類の皮、ナッツのようなマロ由来の香ばしいノートを持つ複雑なシャルドネ。上質なフレンチオークのアロマが十分な果実の力強さとバランスを保ち、親しみやすい酸味とともに存在します。今すぐからでも楽しめるシャルドネ愛好家の為のワインと過言ではありません。
3本目
Single Vinyard Summit Chardonnay
シングルヴィンヤード サミットシャルドネ 2021
このワインは朝の陽光をたっぷりと受け、午後の強烈な直射日光を避ける事ができる東向きのサミットヴィンヤードから造られるシャルドです。畑の標高は海抜330mから360mで、赤褐色の粘土と砂岩、鉄鉱石の上に砂礫ロームが広がっています。単一畑から生まれるこのシャルドネの果実は、表土と下層度のバランスが絶妙で、味わいの凝縮度とストラクチャーを最大限に与えてくれる畑の中央の区画から収穫されています。自社畑全体がビオディナミ農法の認証を受けており、合成化学薬剤などは一切使用せず、自然のリズムに基づいた持続可能な農作業を行っています。
2021年のワインはほぼ完璧な生育期とヴィンテージ条件を経て見事にまとまりました。ここ数年では初めてと言って良いぐらい、2020年の初春に向けて十分な冬の降雨があり、さらに初夏にかけても適度な雨量に恵まれました。遅霜や雹の被害はなく、開花期には驚くほど理想的な天候に恵まれました。また、2021年の夏は平年よりも穏やかで深刻な熱波もありませんでした。その結果、完璧に長い成熟期間と、最適な果実の熟成条件が揃いました。これほどの品質と風味の凝縮感、そしてフィネス(繊細さ)が高い収量と共に得られることは稀です、まさに傑出したヴィンテージと言えるでしょう。
手摘みされたぶどうは15kgの小型容器に収穫し、新樽(30%)と古樽(228L)のフレンチオーク、大樽(500Lと600L)の中でそれぞれ全房プレスをかけ、そのまま一晩漬け置きます。発酵はブドウ畑とワイナリーの野生酵母によって自然に始まり、マロラクティック発酵も自然に行われます。ワインは澱と共に11ヶ月間熟成され、その間バトナージュは行いません。瓶詰め直前のブレンド時に少量のSo2を加えますが酵母、酵素は不使用、フィルターもかけません。
白桃の果実、火打石、アーモンド殻、オールミール、そしてオークの香りが溶け込んだアロマ。塩味のあるミネラル、酸複雑さを備えたシャルドネ。瓶内でさらに熟成させることで、さらに輝きを増す可能性を秘めています。口中の全面で凝縮感を感じ、すべてのフルーツが見事に混ざり合っています。心地良いミネラル感が存在し酸が骨格を下支えし、長い余韻が楽しめます。
4本目
Ngeringa ‘Sheoak Label’ Pinot Noir 2023
ネリンガ ’シーオーク ラベル’ ピノ・ノアール 2023
ピノ・ノワールの約30%は優しく手摘みで収穫され、果実を潰さない様に優しく丁寧にステンレススティールの発酵槽に移し1週間のカーボニック・マセラシオンを行います。残りのブドウは除梗され、毎日パンプオーバーと櫂入れをして果帽が乾かない様にします。2週間の発酵後は細心の注意を払いながらユーズドのフレンチ・バリックに圧搾しそこで9ヶ月間熟成させます。瓶詰め前のブレンド時に少量のS O2を加えます。酵素不使用、清澄作業も行ないません。
ルビーレッドのピノ・ノワールはミディアムボディで、ブループラムやダークチェリーの力強く香りたってくる赤い果実のアロマに加え、カーボニック・マセラシオンに由来するハーブやスパイス、土っぽさなどのアロマがほのかに感じられます。噛みごたえある様なテクスチャーは、フレッシュで親しみやすいタンニンを持ちます。
5本目
Ngeringa Iluma Syrah
ネリンガ イルマ シラー 2018
朝の陽光をたっぷりと受け、午後の強い西日を避ける事ができる東向きのサミットヴィンヤードから造られる単一畑のシャルドです。海抜330mから360mに畑があり、赤褐色粘板岩と砂岩、鉄鉱石を砂礫ロームが覆った土壌になります。
表土と下層度のバランスが絶妙で、ブドウに味わいの凝縮度とストラクチャーを最大限に与えてくれる畑の中腹の部分の果実を使いっています。
全ぶどう畑がビオディナミ認証を受けており、合成化学薬剤などは一切使用せず、自然のリズムに基づいた持続可能な農作業を行っています。
2018年の成育期はこれまでと全く異なる天候下での経験となりました。遅い冬の降雨は暑い夏に向けて水分を多く含んだ土壌となり最高のスタートを切りました。夏は気温がかなり高くなる時期もありましたが夜間に気温がしっかりと下がってくれたので、健全なキャノピーでブドウ樹を保護出来ました。この傾向がブドウの色づきまで継続した事で、味わいの素晴らしいブドウへと発達しました。自然の酸度と果実の深みをどれだけバランス良く保持できたかという点で収穫の判断は際どかったです。
丁寧に手摘みされたブドウは15kgの小ぶりの容器に入れられて、ほとんどが除梗された後に幾つかの小型の発酵槽に入ります。全房プレスされる内の少量を各発酵槽の底の方に入れ、優しく櫂入れをしますが、手か足で1日2回、静かに長い抽出を心がけるので2-3週間に及びます。プレスされたシラーの30%は新樽のフレンチオーク(228L)に入り、そのまま11ヶ月間寝かせます。瓶詰め前のブレンディングの際、ほんの少しだけSO2を添加しますが、酵素・清澄作業・フィルターは一切しません。ブショネのリスクがない非常にハイクオリティなコルクを使用しています。
香りにはブラックベリー、ブラックチェリー、ブルーベリーの凝縮感が存分に開き、そこにシナモン、リコリッシュ、アニスシード、クローブ、スターアニス、ローズウォーターパフュームといった個性が続きます。味わいはアロマと同様の個性と更に複雑味を帯びてきます。酸味が後ろ盾になりワイン全体をキレイにまとめています。タンニンはヴェルヴェットの様にしなやかで、長くて太い余韻を残します。ヴィンテージの特徴を完璧表現したワインに仕上がっています。
以上の5本にシェフ弦間がお料理を合わせます。
こちらもどうかご期待ください
それでは、皆様のご参加をお待ちしております。
9月のワイン会
◎日時:2026年9月29日(火)
19:00〜
◎料金:15,000円(御一人様/税サ込)
◎要予約:メールかお電話にてご予約ください。

